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今すでに在庫のある商品を売る場合には、ちょっと応用が必要ですが、例えば新事業を始める場合、起業しようとされている場合には、先にお客様が欲しいものを聞くという方法は最高の販売戦術になります。

ところが、

「あなたの欲しいものは何？」なんて聞いてもダメ。もし、そんな質問を続けてみても、いい加減なデータが集まるのが関の山。なぜなら、漠然とした質問には、多くの人は答えられないからです。

つまり、

「○○という商品を購入する場合、あなたなら、どのような基準で選ばれますか？」という質問をします。もちろん、事前にきちんと販売ターゲットを絞っておかないと、きちんとしたデータは集まりません。これをインターネットではなく、できればアナログで集めることができれば、お客様のニーズが鮮明に見えてきます。

そして、気づかなかったニーズやウォンツを発見でき、付加価値や新商品、新サービスなどが見つかるかも知れません。

当たり前のことです。でも、当たり前のことほど、やっていない会社が多いのも真実です。

当たり前のことが行動出来ない心理は何でしょう？

それは、めんどくさい、行動しても失敗したら恥ずかしい、当たり前のことなんかやっても成功しない（しんどいだけ）など、つまり、やる気がないのです。やる気がない、ということはモチベーションアップすることが大事。ランチェスターの竹田陽一氏も、経営で一番重要なことは、戦略よりも戦術よりも経理よりも人事よりも、願望や目的（モチベーション）だとおっしゃってられます。

まずは、今何をするべきか？