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集客などのマーケティングは戦術。枝葉である。 - コンサルタント・ブログ

○○マーケティングと呼ばれるものがある。そんなマーケティングをマスターすれば、儲けられるのだろうか?答えは、イエスでもありノーでもある。なぜなら、武術でも商売でも、おけいこ毎でも、最初は、師匠をマネするところから始まる。マーケティングも同じことがいえる。そっくりマネすれば、ある程度の成功は得られる(場合もある)。しかし、そこに落とし穴がある。それは・・・

思いがけないほど、あっけなかったりする。例えば、売上げ重視のため、お金が残っていないということが、不思議なくらいよく起こる。キャッシュフローがいい加減なのだが、儲かっている間は、それこそ、「今は忙しいから落ち着いたら、ちゃんとやろう」と、考えてしまう。あなたの考え方が、あなたの未来を決める。

適当な考え方しかできないなら、未来は適当に悪い方向に落ち着きやすい。

マネすることは大事だが、その先を見据えておかないと、大きな痛みを経験することになる。私の友人は、知り合いのマネをして、LCR(電話関連のビジネス)事業に手を出した。すると、資金ゼロから月収100万円(月収100万円を夢見ていた)どころか、月商数千万円という事業レベルの会社を数か月で作ってしまった。

しかし、それが悲惨な結果を生むことになる。売上げは順調に増え、従業員も増え業績はうなぎ登りだった。しかし、あまりに簡単に儲かり、油断を招いた。あまりに定番だが、高級車を購入し、毎夜高級クラブにかよった。そのうち、1日に100万円以上使うこともザラになった。

ある日、会社内で不正が発覚した。お客様が書くべき申し込み書の「ねつ造」をする社員があらわれたのだ。これは、(いろいろあったが)電話会社からの契約打ち切りを招いた。ある日、突然売上げがゼロになったのである。社内留保が無いのは当然だったが、借金が残った。

実は、恥ずかしながら私も同じように、儲かっているうちにキャッシュフローがいい加減になり、気が付けば赤字になっていた、という経験がある。しかも、あとで社員の不正も発覚し、精神的にもつらかった。私も、当時、マネをして儲けた。

マネをするところは良いのだが、その根っこにある根本を知ろうとしなければ、儲かってから痛い目に合うかも知れない。自分だけは大丈夫、と思う方はそれでも良いが、不安に思われる方は、ぜひ、物事の原理を考えて欲しい

なぜ、(マネをしたら)儲かるのか?

投稿者 コンサルタント・ブログ : 2004年11月21日 04:10

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