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コンサルティング一問一答 型破りは大事。型がないのは「形無し」 - コンサルタント・ブログ
Q.
業界の慣例みたいなものがあり、儲かる事がわかっていてもどうしても出来ないことがあります。どう思いますか?
A.
前回、セオリーが大事だといいました。セオリー、常識、型・・・。こういったものが大事というのは、あくまでも、会得することが大事ということであって、少なくとも経営的には、守らなければいけないものではないと思います。
業界の慣例は守る、というセオリー。もちろん、何も知らないよそ者が儲かるからというだけで、土足でかき乱すようなことは、私はお奨めしません。きちんと、業界のことを勉強し知ったうえでなければ、つまり、よそ者が土足で業界をかき乱せば反感を買うのは当然です。歴史から学べばわかることです。得しようが損しようが、反感を買ったものは、結局、しっぺ返しをくらうのです。
でも、よほど深い意味でもなければ、その慣例を破ることは間違いじゃないと思います。誰かの利権のためにある慣例には、正義がないからです。あとは、慣例の破り方だけだと思います。
歴史に学ばれてみる気があるのなら、ぜひ、山田方谷(やまだほうこく)について書かれた本をお奨めします。特に、「炎の陽明学」がわかり易いように思います。
投稿者 コンサルタント・ブログ : 2005年04月26日 01:19